LEFT:10years ago RIGHT:2012/9/3
左の財布は私が10年ほど前に出会い、長年ずっと共に過ごしてきた。
栗の渋で染められた革は、手の油や摩擦によって飴色へと育ち続けている。
一部切れてしまった蠟引きの麻糸は、青色の麻糸で縫い直してもらい、
新たな姿として、また私だけの財布となった。
右の財布はパートナーが数か月前にオーダーして楽しみに待っていたもの。
自転車のステッチの色が彼らしく仕上がっていたことも、
これから彼だけの財布へと育っていく始まりなのだと思う。
No comments:
Post a Comment