12.01.2015

6month

<備忘録>
ハーフバースディはお祝いどころか、仕事が忙しくて何もできなかったけれど、
朝から博子さんの魅惑のお菓子たちの素晴らしき香りを嗅ぎ続けることができて、
彼女の記憶には残らなくとも、きっと脳裏には焼き付いたことだろうと思う。
そして、たくさんの人たちに笑顔で「可愛い」と言ってもらえたり、抱っこしてもらえたことも、
きっと、彼女に多くの良き刺激となったことだと信じている。
これからも、たくさんの人に愛されるチャーミングな女の子に成長していきますように!!

・下の歯2本が生えて、しっかりと見えている。
 けれど、離乳食はまだ始めていない。

・首が座ってから、お座りを通り越して、立つことの方が好きで、もう立ちそうな勢い!
 やはり脚力がとても強い!!

・チャームポイントだった突っ立った髪の毛が、ある日を境にして、ストレートに。
 きっと髪が伸びて(すでにボブヘア、笑)重力によって落ち着いたよう。
 あのヘアスタイルがもう見れないのかと思うと、何だか寂しく思った。

・バウンサーを自分で前後に動かせるようになる。

・紙やビニール袋が好き。紙は手でちぎり続け、ビニール袋には吸い付く、笑

・色々なものに自ら手を伸ばし掴むようになる。
 同じくらいの小さな子にも、手を伸ばして触ろうとする。積極的!

・お話がますます達者になってきた。

・顔は完全なる主人似だが、おそらく性格も、、、

・嫌なこと、好きなことがはっきりしてきて、意思表示が強くなってきた。

赤ちゃんから子供へと成長していることを日々感じる。
少し前までは、寝返りをしたら心配だったけれど、しっかりと首を持ち上げられること、
そして、疲れたら泣いて訴えるので、気付いたら顔が埋もれている心配はなくなった。

同じくらいの月齢の子は、人見知りが始まったり、お父さんがダメになったりしているようだけれど、
彼女は全く人見知りはなく、お父さんのことも大好き!
おっぱいを飲んでいる時も、主人が近くにいようものなら、どうしても見たくて、
でも、おっぱいも飲みたくて、交互に忙しくしていて、その姿がまたとても愛おしい。

もう半年が経つのに、親子教室には一度しか参加しておらず、、他には何も、、
紹介して頂いたシュタイナーのこども園に行ってみた。
少し構えて行ったのだけれど、とても穏やかで優しい空気に包まれ、
少しお姉さんの女の子がとても可愛がってくれたり、クッキーつくりをしたり、
歌を歌ったりと、あっという間の一時間半で、彼女よりも私が楽しんだ。
同じくらいの月齢の子とは、まだ交わることができないけれど、
少し上のお姉さんやお兄さんと一緒に過ごすことも、良い刺激になるのではないかと思い、
無理ない頻度で通えたら良いなと思った。
シュタイナーに興味がある人達なので、感覚も似ていて、居心地も良かった。

一日があまりにあっという間で、何もしてあげられていないのではないかと思うけれど、
刺激を与えることよりも、今は精神の安定(安心させてあげる)を育んであげたい。
そして、人の優しさや愛情をいっぱい感じてもらいたいと思っている。

10.31.2015

5month

<備忘録>

・首が完全に座った!!お尻を持つだけでも、しっかりと抱っこができる。
 なので、前に抱っこをしながら食事ができるようになった。
 初ラーメン屋に行ったとき、ラーメンが出てきた瞬間に愚図り始めたけれど、 
 抱っこしながら完食することができた!

・食べ物を口に持っていくと、食べようとする仕草をする。

・パイパイが欲しい時は、口が鳥のような形になる。
 飲みながら寝た時は、そのまましばらく口だけが動いている(笑)

・寝返り(右回転のみ)が好き過ぎて、朝からずっとやっている。
 手を離して飛行機をしながら、ドヤ顔をする(笑)
 まだ戻ることができないので、目を離すときは、寝返りができないように枕を置く。
 が、どんな山でも維持でも乗り越える!頑張り屋さんのようだ。

・予防接種の時も、注射が刺さる時だけ一瞬泣くけれど、その後はすぐに泣き止む。
 我慢強い性格なのかも。

・寝返りで腹圧が掛かるようになったから、便秘がようやく解消する!

・パイパイの時、私の手をマッサージするように揉み揉みする。

・遠くまで、しっかりと見えている。

・面白いことがあると、大きな声で、キャキャキャっと笑うようになる。
 「いないいないばあ」が好き。

・人見知りはないけれど、眼鏡やサングラスの人には笑顔を見せない。

・消灯が19~20時になる。授乳は3時間置きだけれど、約12時間寝る。
 その代わりに、昼間は30分も寝ることがない、、

・日中にパイパイを欲しがりすぎて、こちらが出ないのに怒って泣いたので、
 試しに、哺乳瓶でミルクをあげようとしたが、この世の終わりのように泣き叫んだ、、
 やはり母乳でないと嫌らしい、、良いことかな!?

・髪は相変わらず、面白いほどにふさふさ。そしてまつ毛も伸びてきた。


10.01.2015

4month

あ!という間に4か月が経った。
育てているという感覚はなく、パートナーという感じがする。
彼女に触ってもらっていると、こちらがどんどん癒されいく。
見つめてもらうと、とても幸せな気持ちになる。

<備忘録>
・体重は7キロ、身長は65cmほどになる

・首はまだ完ぺきには座っていないが、横よりも縦抱きが好き

・寝返りをマスターし、何度もチャレンジして、とても嬉しそう!
 →オムツ替えの時もする(笑)

・親指しゃぶりをするようになる

・首の赤いのは治ってきたが、頬の赤見はなかなか治らない。
 →カタライザーのミストスプレーを試してみることにする

・揺れることが好きなようで、バウンサーに置いて足で揺らすと
 ニコニコしている。

・ベビーカーで出かけると、必ず途中で寝る。

・うちには色がないので、脳を刺激するためにケルンボールを買う。
 大人が見ても美しい彩りで、やはり嬉しいようで、手に取って見ている。

・耳を痒がったので耳鼻科に行くと、耳垢が溜まっていただけだった、、

・良い事を言うと、ちゃんとわかっていて、嬉しそうにする。
 きっと言葉の波動が伝わるのだと思う。



9.14.2015

お宮参りとお食い初め

本来は生後一か月でお宮参りをするものだが、
あまりの猛暑続きで、赤子も私たちも暑さでバテてしまうと思い、
お食い初めの日まで延期にしていた。

お天気に恵まれた昨日、まず、初詣に行く氏神さまへお宮参りへ。
途中、着物の暑さで愚図りかけたが、何とか、滞りなく済ますことができた。
小さな神社だけれど、歴史あり、隅々にまで整っていて、とても気持ちがよく、
この神社で良かったと思った。

その後はインターコンチネンタルへ移動をして、「なだ万」で
両家の会食を兼ねてのお食い初めを。
形ばかりだけれど、これからも成長を一つ一つきちんと祝っていきたい。

最後はホテルの中の写真室へ。
今は子供用の写真館があるけれど、あえて、ホテルできちんと撮りたかった。
赤子だけのもの、両家両親とともに集合写真、そして、私たち3人のものを。
私たちはまだ結婚式をしていないから、とても良い記念を残すことができた。
3人のものは、私が36年前に着たピンクのレースのドレスを着させた。
ドレスの時は髪はあえて帽子は被らず、今のふっさふさの髪をポイントに(笑)
この髪も今だけのものだから、良い記念になるだろう!

着物はレンタルだけれど、絞り染めの赤に花の金刺繍が施された
シンプルな良いものを見つけることができて、良かった。



9.06.2015

100days

100日、おめでとう!!
笑顔も、泣き顔も、怒り顏も、寝顔も全部ぜーんぶ大好きだよ!これからもずーっと!!


8.29.2015

3month

今日で産まれて3か月が経った。
あまりにもあ!という間だったけれど、あの子とまだ出逢って3か月しか経たないと思うと
不思議でならない。もっと、ずっと一緒にいるような気がしてならない、、

産まれた時は、その時が一番可愛いと思っていたけれど、
今は、今が一番可愛いと思う。
きっと、これからも可愛さが更新し続けるのだろうなと思うと、
我が子の愛おしさは本当に凄い力がある!

<備忘録>
・体重は6.4キロほどに

・髪は一層、ふさふさふわふわに。一体どこまでふさふさになるのだろうか、、

・言いたいことがわかってきて、意思疎通ができてきたように感じる。

・心許す人の前では、一生懸命にお話をする。
 一昨日は一時間くらい、ずっと話続けていた、、、

・便秘はどうやら解消したよう!

・アゴのお肉の隙間に汗疹ができた、、

・誰に抱っこされても嫌がることはない。このまま人見知りがないと良いのだけれど。

・目がはっきりと見えるようになり、しかし部屋にあまりに色がないので、
 ドイツのムジーナを買うと、一生懸命に見ている。やはり色は大切なのだと感じる。

・首がだいぶしっかりとしてきた。

・拳しゃぶりから、人差し指しゃぶりになった。

・おもちゃを掴めるようになる。


8.14.2015

2&1/2month

<備忘録>

・体重は5.95キロ、身長は60cmくらい(真っ直ぐに測れないので、だいたい)

・髪はさらに伸びて、スーパーサイヤ人のように(笑)全く抜け落ちない。

・便秘が解消する!!

・お話をたくさんするようになる。天井に向かって、ニコニコと話している。

・自分の手を不思議そうに、ずっと見つめている。

・ヨダレが出るようになる。滴り落ちるほどではない。

・拳を口に入れるようになる(指しゃぶりはまだできない)

・うつ伏せをすると首と足を持ち上げる。

・相変わらず夜泣きはなく、まとめて6時間ほど寝てくれる。

・笑いかけると、笑って返してくれる。


可愛い、本当に可愛い、、、




8.13.2015

Bag

いつか、、と思い焦がれていた沖さんのバッグ。
妊娠した時に、お願いするのは、子の誕生の記念しかない!と思い、
性別がわかった時に、お願いをした。
子の誕生からほどなくして届いたそのバッグは、沖さんの愛に溢れていた。

1か月検診の時に、このバッグとともに赤子を抱っこすると、
2つの命に包まれているような、なんとも温かな気持ちになった。

これから子の成長を見守ってもらう守り神のバッグ。



8.11.2015

Baby's clothes

産まれる前に最低限の赤子の衣服を揃えようと、シンプルでありながらも上質であり機能性もあるものを探すが、なかなか見つからない、、
結局買って良かったものは以下のものだった。

・百草のガーゼカーディガン、ガーゼ、スタイ、Tシャツ(まだ着てないけれど、シンプルで良い!)

・プリスティンのオーガニックコットンのコンビ。暑い季節生まれなので、コンビだけで十分!
 (産まれてすぐの時は肌寒いこともあったので、短肌着の上にプリスティンの長袖2wayを)


お出かけ着としてすぐに着れる用に買ったのは、makieのブルマとパンツを一枚ずつ。
おむつの上に履くと最高に可愛い!

少し大きくなってから用には、bonpointの紺のコットンセットアップとdoredoreのタイツ、
魅力的な白のアンティークシャツ、そして友人が手作りしたシャツとパンツを。
プレゼントで頂いた素心花のシャツは美しい。どれも着せる日が待ち遠しい。

私自身はシンプルな色しか身に付けないけれど、やはり海外ブランドの淡い色は赤子によく似合う。



8.08.2015

親バカ

我が子は本当に愛おしい。
愛おしくてたまらなく、胸が苦しくなるほどだ。

うちの子は世間一般的に見て、決して美少女ではないかもしれない。
けれど、私たちから見ると世界で一番可愛い。
こんなに可愛い子がいるのだろうかと思う。

主人は本気でCMに出れるのではないかと言っている(笑)

赤ちゃんの娘は今だけだと思うと、途端に切なく思い、
より今この時が愛おしくてたまらなくなる。

私たちの元へ産まれてきてくれて、本当にありがとう。


7.29.2015

2month

<備忘録>
あ!っという間に二ヶ月!!
お風呂も主人と一緒に入るようになり、気持ちよさそうにしている。
お風呂の後に泣かなくなった。何をされているのか把握しているよう。
オムツ替えの時も、何をされているのか、わかっている。(オマタを自ら広げる、笑)

そして、相変わらず、朝は寝てくれているので、ゆっくりと朝食を食べたりと
自分の時間を過ごせているし、寝ている隙にシャワーを浴びたり、
パンや保存食作り、夕飯作りもできるようになってきた。
赤子との生活リズムが見えてきたように思う。

以下、他の備忘録


・ますますムチムチ、髪はふさふさになり、そのまま突っ立っている(笑)
 髪の色が茶色くなってきた。肌も色白のよう。

・目がはっきりと見えるようになり、笑顔も増えてきた。
 主人にはぶりっ子をする、、女子!
 *写真を撮る時、携帯電話をしっかりと見つめる

・相変わらずの便秘。3日に一回、病院で浣腸をしてもらい、マルツエキスを処方される、、
 *マルツエキス効果か、綿棒浣腸をしたら出るようにもなる

・エルゴで病院まで行く。暑すぎて、早くベビーカーを買わなければ、、

・うつ伏せの練習を始める。嫌がるでもなく、うつ伏せのままニコニコしている。
 
・縦抱きをすると、ピタッと泣き止む。好きなのか??

・病院でも母子訪問でも「穏やかな子」ですねと褒められる。
 産まれてこのかた、夜泣きは一回もしないし、意味がある時にしか泣かない。
 確かに、穏やかな性格の持ち主のよう。しかし、意思はしっかりとある子だと思う。

・オッパイを飲み干しても欲しがる時にミルクを作るが、3日連続で完全拒否をされた。
 ものすごい嫌がるので、お腹がいっぱいなのかと思うが、オッパイには吸い付く。
 味がわかっているよう。嬉しいやら、困ったやら、、


これから予防接種をどうするべきか。とても悩む。
子育てはこうやって選択の連続なのだろうけれど、
この子にとってベストな方を選んでいけたら、、




7.15.2015

1&1/2 month

<備忘録>

・突然4日間、便が出なくなり、何をしても(マッサージ、綿棒浣腸*)出ない。
 クリニックに相談をして、夜間緊急病院へ行き、5cc浣腸してもらうと、4日分が出た!
 *綿棒の綿部分は全て入れて、周りの筋肉をほぐすようにマッサージすると教えてもらう

・夜は22時~24時くらいに寝て、3時間おき(ぐずった日は6時間)に目を覚ます。

・午前中は比較的、3時間おきを繰り返すので、朝ごはんをゆっくり食べて、洗濯物を干したり、
 掃除をしたり、メールのチェックをしたりと、自分の時間を過ごす。

・午後は夜までずっと起きている。→夕飯を作るのと食べるのは一人ではなかなか、、

・新生児ニキビと乳児湿疹ができるが、エルバビーバの石鹸とクリームを塗ると落ち着く。

・お腹がいっぱいになると満足して、プハーと、おっさんのように伸びをする。
 
・目が見えるようになった。

・意思が出てくるようになる。

・キック力がさらに増し、嫌なことに対してはキックとパンチで訴える。
 →かけ布団は一発でめくりあげる。

・むやみには泣かない。言いたいことがある時は、まず「ア!」とだけ声を出し、
 それでも聞いてもらえず我慢の限界が来た時には泣き始めるが、
 抱っこをすると、すぐに泣き止む。

・体重は5キロに。
 むちむち具合が増し、さらに髪が伸びてふさふさで立っていて少し茶色いので、
 長淵剛か田舎のヤンキー風となっている(笑笑)


まだこの世に出てきて一か月半とは思えない。
赤ちゃんというよりは、立派な1人の人間だなー、
色々ときちんとわかってるんだろうなーと日々思う。


7.01.2015

1month

あっという間に一か月が経った。

赤子はよくオッパイを飲み、よくウンチとオシッコをして、よく寝て、
一か月で体重は900gほど、身長は5cmほど大きくなった。髪はよりフサフサに(笑)

一日中見ているのに、その成長を感じるほどに、ぐんぐんと。

まだ誕生してから一か月しか経たないけれど、あの子は色々なことを感じて、
わかっていると思っている。赤子だけれど、赤子じゃないような、、

もっと前から繋がっていたように感じるのは、
やはりお腹の中で一心同体だった時間があったからだろうか。

それとも、前世で繋がっていたのだろうか。なんてことも考える。


この一か月は出産という大仕事から始まり、とにかく全てが未知な世界、
今までの暮らしからは非日常なことの連続で、
時たま、授乳の時にザワザワとした気持ちが押し寄せることがあった。
それは、思春期の頃に、少女から大人へと自分の体が変わっていくことに感じた時のように。

けれど、赤子は暗い部屋にずっといて、急に明るい世界に出てきて、もっと不安だろう。
なのに、一生懸命にこの世に慣れようとしてることを感じて、胸がギュッとなる。
何て、愛おしいのだろう、、

この一か月で不安なこと(主に体のこと)も次々と出てきては、インターネットで検索したり、
友人の先輩ママに聞いたりしては、ホッとしてきた。
子育ては常に不安が付きものなのだろうと思うけれど、良い意味で気楽にやっていきたい!

赤子の成長を全て目に焼きつけていたい!という思いや、
赤子に悪い影響を与えたくないという思いから、テレビを一切見なかったけれど、
数日前に、赤子が寝ている間15分ほどだけ見た。
すると急に今までの日常が思い出されて、何だかホッとした気持ちが生まれた。
昨日は主人に赤子を見てもらっている間、産後初めて、お風呂に入った。
その時間もとてもリフレッシュになった。
(その間にオシッコをしたので、主人がオムツ替えを何も言わずにしてくれたことも良かった!
 まだウンチは出来ないけれど、特訓しなければ、、)

一日30分でも、自分の時間を持つことが、より良い赤子との関係を築いていけるように感じた。
それは主人の協力があってのことだけれど、主人にとっても、良い時間になると思う。

これから一か月ごとに、どのような成長や経験が待っているのか、とてもワクワクする!
みんなで楽しもう!!

6.11.2015

New Born

5月29日、19:59に3388gの大きな女の子が誕生した。
ここには、すでに産後二週間経って薄れ始めた妊娠と出産の記憶を
備忘録として私自身のために記しておく。(二人目のために)


―妊娠 備忘録―
昨年9月末に妊娠がわかり、10月頭には切迫流産気味とのことで安静を言い渡され、
仕事を全て停止した。すぐに悪阻が始まり、産まれてこの方、病は風邪くらいしか体験したことがないという健康体、
そして、嘔吐恐怖症から、お酒も二日酔いにはならない程度にとセーブをしてきたし、
三半規管が弱いことから乗り物(特に船は一生乗らなくてもよいほど)にも気を使って生きてきたことから、
自分の意思と無関係に気持ちが悪くなるという経験をしてこなかった。
けれど悪阻は自分の意思とは無関係にやってくる。12月中旬の安定期に入るまでだったから、
二ヶ月間の軽いものだったのにも関わらず、私にとっては辛い日々だった。
けれど、絶対に吐きたくないという強い意志の元、その波がやってくると太ももの内側をつねり続けて意識を痛みに持ってきたりと、
自分なりに工夫をして、何とかやり過ごした。

安定期に入ってからも、出産のその時まで口の中に酸っぱさや違和感を常に感じ、
酸っぱいもの(果物、ヨーグルト、酢の物、、)が全て駄目になった。
そして、心から食べたい!という欲求がなくなったのだ、、
ハッピーマタニティライフとは一体?早く出産をして、元の体に戻りたいと思っていた。

12月中旬から4月末まで、仕事を無理ない程度に再開した。
私にとっては、仕事をしている方が気持ちが整い、色々な人と話すことで気持ちも落ち着いた。
とにかくストレスのない日々を送っていたし、たくさんの人に温かい声を掛けてもらい、
妊娠というものが、どれだけ当たり前ではなく奇跡のような出来事なのだろうと思った。

産休は出産予定日一か月前から。
とても気持ちの良い季節で、毎日の散歩が日課に。
主には夕方の森林公園、検診の帰りにはランチを兼ねて元町などへ。
そして、後半はエレーナへモーニング+散歩が楽しみになった。

季節柄、薄着になったのと同時に臨月を迎えたので、その大きなお腹はとても目立っていたよう。
自分でも、その姿は愛らしいとさえ思った。(残りが見えているからこその感情だと思う)

妊娠は本当に体と心に伴った期間になっていると思う。
赤子の体の機能が全て整い、お腹の中で窮屈になった時に、母も同時にもう出ておいでーと思う。

生理痛のような続く痛みが夜中にやってくるようになるが、気付けば寝てしまうほど。
お腹が下がってきたような感覚もなく、夜中にトイレへ行くとしても一回。
きっと予定日を過ぎるだろうなと思っていたのだが、
予定日前日27日の朝方、噂の「おしるし」がやってきた。
もしかすると、翌日28日の主人の誕生日である予定日に産まれてくるのかも?という期待、、


―出産 備忘録―
27日の夜から、今までの生理痛のような続く痛みから、間隔のある痛みへと変わった。
けれど、まだ我慢できるほど、といっても寝ることはもうできない、、
一睡もすることなく、28日の検診まで我慢をすることにした。
朝10時、入院準備をして、クリニックへ主人と向かう。

NSTと内診の結果、強い張りはあるものの、出産に繋がる陣痛は間隔的でないと
いけないとのこと、そしてこの時点での子宮口は1㎝、、
念のために入院をして、もし翌朝になっても出産に繋がらなそうだったら、
また考えましょうと言われるが、私としては、この痛みで帰されるのは勘弁と思った。

すでに痛みは私としてはかなりのもので(腰と子宮が相当に痛いので、
大きなビーズクッションを借りて背中に置き、波が来ると、
マッサージ棒を雑巾しぼりのようにギューッと握りしめていないと
耐えられない。腹式呼吸で逃していた。この痛みは後のことを考えると、
痛いの内に入らないほどなのだけれど、、)、
けれどやはり翌日29日朝の診察で、お産に繋がる陣痛にはなっていないと言われ愕然とする。
先生に、このまま自然に陣痛の波が来るのを待つか、促進剤を打つかの選択を迫られる。
気持ちとしては、自然に身を任せたかったが、この時点で2日寝ていないので、
この先体力が持つのかどうか不安になる。自分では判断がし兼ねるので、産婦人科の叔父に
アドバイスを求めると、早い内に促進剤を使うのが良いとのこと。
先生いわく、促進剤は魔法の薬ではなく、本来は自分の持っている陣痛を引き起こすための
同じ物質を入れるので安心だとのこと。

29日の13時から陣痛室に移り、促進剤の点滴を入れ始める。
30分に10ccごと入れていくのだが、みるみる波がやってくるようになる。私には効果テキメン!
最初は今まで耐えていた位の痛みが山のピークとなり、NSTのグラフの波は緩やかなものだったのだが、
促進剤を増やしていくごとに、その痛みは今までとはとても比べられないものとなった。

痛みが来ると机に向かって前のめりとなり、最初は両手で机の淵を握りしめていただけ
だったのだが、それではとても耐えれなくなり、左手は机の淵、右手は枕を握りつぶすようになる。
その後は、驚愕の痛みとなると右ふくらはぎを爪で握り掴み、全身を痛みで振るわせて
悶絶していた。(声は出せない、、)息をゆっくり吐いて吸ってと言われるが、とてもできない状態。
主人が到着してすぐに腰のマッサージをしてもらうけれど、痛みが強すぎて何も感じない。

この時点で5時間痛みに耐えていた。(よく耐えられたなと思う。)
子宮口の開き具合の確認のために寝転がると、その痛みが来ると、助産師さんに肛門を
グッと押してもらわないと耐えられない。そして、何かに掴まっていないと、どうにかなりそうで、
ベッドの柵を持ってきてもらう。ここに来て、その痛みはピークに。
柵を上半身全てで必死に掴まり、今まで驚愕の痛みが来ようとも決して声は出さずにいたのだが、
子宮の大きなうねりに体をどこかに持っていかれてしまいそうなことと、息がもうできなくなりそうで、
自分の意思とは真逆で、その痛みの波の時だけ、信じられないような声が出てしまう。
もう羞恥心を捨てるしかない。この時点で主人には部屋を出ていってもらった。
この姿や声を聞かせたくなかったから。(主人は部屋で私の夕飯を食べに、笑)

前日、やはり陣痛室から苦しむ人の声を聞き、怖くなり、助産師さんに、皆あんなに声を出すのか聞いたところ、
あそこまで痛みがいかないと産むことはできないよ。と言われたことを思い出す。
あの人の声を聞いていたから、恥ずかしさがすぐになくなったのかもしれない。

先生がようやく登場し、子宮口が全開、分娩の準備をしてと!やっと!やっとだ!
もうすぐに産めるんだ!!と思ったものの、分娩の準備をするのに、横の分娩室に
連れて行ってくれる気配がない、、一体なぜなのかを聞くと、赤ちゃんを守っている膜が強すぎて、
破水がしていないと、、ここから、陣痛の波が来ると、必死で破れるように息んだ。
でも破れない。もう一時間くらい、悶絶している、、

ようやく分娩台へ上がることができた!
見学の時は恐怖の場所(手術経験がないので、ドラマや映画の中の世界のよう)に見えたのに、
今となっては天国のよう!
陣痛の波が来ると息む!限界まで息を止めてひたすら!窒息しそうになるが、必死に!
赤ちゃんの頭が見えてきたと!初めに言われたのが「髪がふさふさ!長い!」だ(笑)
一刻も早く出したい!と、思ってもなかなか出てこない。波が来ない時は朦朧としていた。

先生が会陰切開をして、助産師さんが子宮口を開き、もう一人の助産師さんがお腹を信じられないくらいの強さで押す、
私が必死に息む。と4人掛かりで最後の山場を乗り越えて、
先生が産まれるよ!下を見て!と言われると、本当にふさふさの黒髪をした大きな赤ちゃんが
出てきた!本当に人間がお腹に入っていたんだというのが正直な感想で、
最初に聞いたのは、指が何本ありますか?だった。ちゃんと5本ずつで心より安堵する。
妊娠中、とにかく五体満足を願ってきた。神様、先祖の皆様、本当にありがとうございます。

主人は立ち合いをしなかったので(しなくて良かった!)、分娩室の外で赤子との対面。
第一印象を聞くと、ブス?と(笑)
赤子は噂通り、羊水の中にずっといたので、浮腫んでいて、ガッツ似だった(笑)
そして、妊娠中に撮った4Dとは全く違う顔立ち!でも、指や手足が長く、スタイルは良さそう。

カンガルーケアをすると、今までお腹の中から感じていた胎動そのものだった。
人間って、赤ちゃんって、本当に凄い。

自分の子供はそれは可愛いと思うのだろうとは想像していたが、その想像を遥かに超えた
愛おしさだ。この感覚は私の人生においては、他には決してないものだった。

主人は妊娠中もずっと(産まれるまで)子どもに対して消極的だったのに、その感情はどこへやら、
可愛くて可愛くて仕方がないようで(主人似ということもあるのだと思う)、デレデレだ、、
女の子であったのも、主人似であったのも意味があったことだと思う。


―産後 備忘録―
産まれた後も色々と処置が続くのだけれど(会陰切開した部分を縫ったり胎盤を出したり)、
普通の状態であれば、まあまあ痛いものなはずだけれど、アドレナリンが出ているのか、
そんなことよりも、赤子のことが気になって仕方がない。赤子は長時間のお産に疲れたのか、
すぐに眠りについた。

私はそのまま分娩台の上で2時間休み、主人が買ってきてくれた、大きなおにぎりを2個一気に
食べた。(痛みがきてからは食事が摂れないでいたので、腹ペコだった)
出産した途端、口の中はスッキリし、梅干しも美味しく食べれた!!

体はボロボロ、汗だくで、部屋には車椅子で戻る。
とにかく今日は寝てくださいと言われ、すぐに爆睡、、、
この日はあまりの疲れで体の痛みよりも睡魔が勝ったのだけれど、翌日からは会陰切開部分の
痛みや全身筋肉痛で、お産でどれだけの体力を使ったのかを感じた。

妊娠時の散歩は私にとっては陣痛には繋がらなかったけれど、お産の体力作りには、
とても必要なものだったと思う。そして、精神的なリフレッシュにもなっていた。

検診の時には短時間しか関わることのない助産師さん達が、お産の時には、先生は診察と
最後の会陰切開の時だけで、その他の全てを何人もの助産師さんたちによってケアされた。
助産師さんたちがいなかったら乗り越えることができなかったかもしれないと思うほど、
とても大きな存在で、改めて、素晴らしいお仕事だなと思った。

とくに、促進剤を打ち始めた時の助産師さんとは産後に会った時に「がんばったね!」と
抱きしめてくれた時、思わず涙してしまった。
そして、最後の山場と誕生の際に付いてくれた方は神様のようだった。
その一言一言がとても大きな支えとなった。

先生たちはもちろんのころ、助産師さんたち、施設、食事、全てにおいて、
このクリニックを選んで本当に良かったと思った。
二人目も(笑)ここで必ず!


<出産時に必要だった物>
・ペットボトル用のストロー
・タオル(汗拭き用でもあり、痛みがある時に握るため)
・マッサージ棒(痛みの最初は腰をぐりぐりと押さえる用)
・タンクトップなどの薄着(痛みでとにかく体が熱くなる)
・うちわ
・手の平で握りつぶせる固いもの



2.02.2015

hair




前髪は高校1年生の時に、近所の美容室で大失敗をして以来、作っていない。
髪色も大学以来、ずっと地の黒のまま。
(それまでは散々、シルバーや赤やブルーブラックにしたりと、やりたい放題、笑)
そして、ここ10年ほどはずっとセンターパーツ。
やっぱり、センターパーツが落ち着く。
ここ最近は重めにしていたけれど、久しぶりに、この位軽くしても良いのかも。
どちらも、この無造作な感じが良いなー。