12.11.2012

REMON



この家に引っ越してすぐに庭に植えたレモン

酸っぱいレモンだと思って植木市で買ったレモンは、
実を付けるとまん丸の形をしていて、まるでオレンジのような甘さだった

ニュージーランド生まれのマイヤーレモン

今年もたくさん成った
蜂蜜や塩漬けにして楽しもう

12.10.2012

アイロンかけの時間

私もパートナーも(どちらかというと、パートナーの方が)
衣服はしわ一つない状態でないと心地悪く、
クローゼットの中はきれいに整った状態で仕舞っていないと気が済まない。

昔はタオル、下着にまで(!)一枚一枚アイロンをかけていたけれど、
今はそんな時間の余裕はなく、一週間に一度、アイロンをかける時間を
作ることができれば十分だと思っている。

ただし、一週間分の量を丁寧にアイロンかけするには数時間の時間が必要になる。

ひたすらアイロンかけをするのは億劫だけれど、映画を観ながらのアイロンかけは、
とても豊かな時間を過ごせたような気持ちになる。

目を下に落としながら観るので、選ぶのは邦画のみ。
(洋画は字幕を目で追うことで、アイロンかけがはかどらなくなってしまうので)

今日は「しあわせのかおり」を観ながらの2時間のアイロンかけだった。
料理の音がとても心地よく、上海料理と紹興酒が無償に頂きたくなった!

といっても、すぐに頂けるわけはなく、今晩の一品は「トマト卵炒め」にした。





12.03.2012


我が家の入口には大谷石の壁があり、蔦が一面に覆い茂っている

夏は一面緑色の壁となり、小さな紫色の実が付き、
秋になると色づき、木枯らしとともに舞い散っていく

紅葉見物にはなかなか行けないけれど、
暮らしの中で日々目にする小さな紅葉もまた美しい





天のしずく

天のしずく 辰巳芳子“ いのちのスープ”

辰巳芳子さんの「天のしずく」を観た

四季を通じた日々の食を丁寧に料理し大切に頂くことは
大切に丁寧に生きるということ
そして、食は愛することの形なのだと

私も食を生み出す1人の人間として、もっともっと大切に丁寧に
一つ一つのことと向き合っていきたい

そして、仕事に追われることで疎かになってしまう自分自身と
傍にいる大切な人の食を、もっと大切にしていかなければと思った

「愛することは 生きること」

11.26.2012

she



私の日常の肌のお手入れは、化粧水とクリームのみ。
化粧は週末にしかしないので、洗顔も、オーガニック石鹸で洗うだけ。
美容には昔からあまり興味がないものの、やはり年齢とともに気になる点が増えてくるもので、、

そんな時に、中目黒にある『she』をご紹介頂いた。
髪以外のトリートメントを受けるなんて、私にとっては、とても贅沢なこと。

フェイシャルを選び、まず体の気になることや生活リズムについてまで、
細かく今の私の体の状態を知った上で施術をして下さるという気持ちが伝わり、
その時点で身体が自然と解れていくことを感じた。

心地良い空間と音楽が流れる部屋で受けたトリートメントは、それはそれは極上のものだった。
技術が素晴らしいということももちろんあるのだけれど、彼女の手、そして人柄には、
身体を癒す温かさが宿っているように感じた。

終わった時には、全身の血の巡りが良くなり、頭の中まですっきりしていた。

美容に興味がなかった私も、これから季節ごとに彼女の魔法の手で
身体をほぐし潤し、癒されたいと強く思った。
彼女のトリートメントは外側だけではなく、内側から変わるように感じたから。

施術の後は、隣のcanteenでの食事とワインを頂く。
何て贅沢な組み合わせ!


10.29.2012

休日


朝から冷たい雨が降る休日は、心と体が喜びに満ち溢れる一日となった

2年ぶりに訪れた、いつも想っていたけれど、なかなか行くことができなかった場所は、
変わらずに背筋が伸び、心が震え喜び、生み出すものは違えど、
多くの刺激と学びある、どこにもないたった一つの場所。
初めて訪れた日から数年が経ったけれど、その想いはやはり何も変わらない。
こういうものづくりを私もしていきたいと強く心に誓った。

―頂いたもの―
絵画のような美しき林檎のケーキとたっぷりのミルクコーヒー
その形、生地、ステッチの全てが完璧なコースター2枚と白のキッチンクロス
乳白色のオランダのコーヒーカップとポット
余韻に浸りながら頂くためのビスケット3種とチョコレートケーキ


その後、半年ぶりの美容院へ
髪が長いことと、仕事柄ほぼ結わえているので、美容院は半年に一度のペース、、
何だかバッサリ切ってしまいたい気持ちでいたのだけれど、
絶対的に信頼しているその人に、私に似合う髪型を提案してもらったら、
胸までのロングヘア、センターパーツ分けだった。
でも、その人の手に掛かるとベーシックな髪型でも、とても新鮮に感じてしまう魔法の手。
そして、季節の変わり目で頭皮の乾燥に悩んでいたのに、ヘッドスパを受けたら
たちまち治った、、頭を使い過ぎていると言われたけれど、ずばりだった。


大切な友2人と、その美容院の2階にあるレストランで
尽きない楽しい話とともに日付が変わる直前までの食事

四恩さんの白ワインとロゼ
春菊のピーナッツ風味のサラダ
豚・キャベツ・ジャガイモのポトフ 生七味とともに
鶏肉と手忙豆のブルーチーズ煮
肉厚しいたけとエビのパスタ
チーズケーキを1人一皿ずつ

ワインもどの料理も、身体が喜ぶ、とても優しい味だった
それは作り手の想いがそのまま表れているからだと思う

今度はトリートメントの後、1人でゆっくり過ごしてみようかと思う



10.24.2012

秋の味覚 その1


いくらの醤油漬け

幼き頃から、軍艦巻きのいくらは苦手だったのに
母が季節になると作るいくらの醤油漬けは大好物だった

炊き立ての新米にのせて食べると、それは至福の時


―レシピ 備忘録―
筋子 270gを30℃の湯で膜を剥がす。湯を新しくし、筋子を解す。
水に入れてゴミを取る。ザルにあけて、きれいなオレンジ色になるまで15分ほど置く。

酒 100cc、みりん 大匙1/2、醤油 大匙2・1/2を煮立たせて冷ます。

筋子を漬けて冷蔵保存。一週間で食べきる。



10.22.2012

美しきもの



日常の中にこそ美しいものはあるのかもしれない
その美しさを感じ、見つけられるような人になりたい

10.18.2012

冬支度その1



私は冬生まれなのに寒さがとても苦手だ
けれど、歳を重ねるごとに、寒さの楽しみ方も増えてきた

―冬支度その1―
DOREDOREのタイツ
フランスの老舗靴下メーカーが作るタイツは、その色合いが美しく、
そして何よりも暖かく、幾度洗ってもくたびれない

KristensenのカットソーとDOREDOREのタイツは、
一枚ずつ増やしていきたい大人の冬支度のアイテム



10.08.2012

熊本

―愛すべき熊本  食の備忘録―


焼き栗のスープ
栗のテリーヌ 
栗のパン
モンブラン
マロンクーヘン
栗きんとん
栗まんじゅう
天の紅茶
薬草茶

まかないの塩むすびと漬物


<庭でのバーベキュー>
大きな肉の塊 牛・豚・鶏
茄子・パプリカ・里芋・しいたけ
好みの調味料(柚子味噌・唐辛子の酢漬け・塩・胡麻油・醤油)

たくさんの葉っぱのサラダ 荏胡麻油・白胡麻・千鳥酢・塩

ワインと楽しいおしゃべりと、かわいいショーとともに


<幻想的なお茶席>
初めてのお茶は、忘れられない夢のような世界だった

素晴らしいお抹茶と、出来立ての栗入りスフレロールケーキ


<打ち上げの夕飯>
トマトとニンニクのパスタ
青菜のオイル蒸し
栗のテリーヌ
かわいい子にもお手伝いしてもらったピタパン
チーズ バター 栗のテリーヌ
洋梨の発泡酒

―ピタパン レシピ 備忘録―
強力粉 400g(ミナミノカオリ360g・九州産の強力粉40g)
塩 7.2g
ホシノ酵母 40g
水 適宜


食後、行きたかったお店に皆で向かう
私はホットラムミルクを
どこにあっても、そのお店のままだったことに心落ち着く


<コンフィチュールレッスンと料理会>
シンプルでありながらも、学び多きレッスン

素晴らしき料理の数々は、私にとって、人生の中での大きな財産


次は庭の散歩と森の中でのピクニック、直売所できくらげ、空港近くで苗木を

10.01.2012

alexa chung


ニュメロ東京

SHE IS SO CUTE !!




日本の秋の味覚、栗
渋皮煮用に700gと栗ごはん用に300g、合計1kg



―備忘録<渋皮煮>―

1.<栗・1kg>を水に浸して、一日冷蔵庫へ
2.栗のお尻(硬い部分)に一文字切り込みを入れ、先に向けて包丁で鬼皮を剥く
3.渋皮煮用の700gを水5cupと重曹小さじ1とともに火にかける。
 一煮立ちしたら、弱火にして(栗が踊らないよう)10分煮て、ザルにあけて水洗いする。
4、3を2度繰り返し、最後に重曹を入れずに10分煮る。
5.栗をザルにあけ、水にさらしながらそっと洗う。
 渋皮の筋は竹串で丁寧に取り除く。取れる渋皮はこすって取り除く。
6.5の栗を鍋に戻し入れ、<水700ccときび砂糖280gの1/3>を入れて、火にかける。
 一煮立ちしたら弱火にして、10分煮る。アクが出たら取り除く。
7.きび砂糖の残りの1/2を加え入れ、さらに10分煮る。
8.最後の残りのきび砂糖を全て加え入れ、20分ほど、柔らかくなるまで煮る。
9.好みで仕上げにラム酒を大さじ1 1/2
10.粗熱が取れたら保存瓶に入れる。
 冷蔵庫で一週間。汁ごとシップロックに入れて、冷凍庫で二か月保存(自然解凍で使用)。

9.17.2012

ROOTS OF LEGEND






BOB MARLEYの歌は、その魂とともに永遠に生き続ける
どの時代に生きる人にも永遠にそのメッセージは伝わり続けるのだと思う
言葉がわからなくても、その音は心臓に響き渡る

数年前に1か月滞在したジャマイカ
その時の感覚は今でも身体に染みついている

またいつの日かジャマイカを訪れたい


9.10.2012

FRIENDS


学生時代からの大切な友人たち
10年前はそれぞれ東京のど真ん中で仕事に追われていた。

今はそれぞれが神奈川の中に暮らしていて、
それぞれらしい暮らしをしている。

今日はみなとみらいの「万葉の湯」で一日過ごした。
まるで日帰り旅行をしたような充実した気持ちでいっぱいになった。

最後に屋上にある足湯へ。
澄んだ空の向こうには美しい富士山の姿、目の前にはイルミネーション美しい大観覧車、
おじいさん達が楽しそうに輪になっている姿も、カップルが寄り添う姿も、
どちらもとても微笑ましくて、いつまでも大切な友人たちとそこにいたかった。

次は冬になったら、、


9.04.2012

HENRY CUIR

LEFT:10years ago RIGHT:2012/9/3


左の財布は私が10年ほど前に出会い、長年ずっと共に過ごしてきた。
栗の渋で染められた革は、手の油や摩擦によって飴色へと育ち続けている。
一部切れてしまった蠟引きの麻糸は、青色の麻糸で縫い直してもらい、
新たな姿として、また私だけの財布となった。

右の財布はパートナーが数か月前にオーダーして楽しみに待っていたもの。
自転車のステッチの色が彼らしく仕上がっていたことも、
これから彼だけの財布へと育っていく始まりなのだと思う。



KristenseN Du Nord


昨年ようやく手に入れたKristenseN Du Nordの黒
今年は秋を迎える前にグレーを手に入れた

シンプルな服も、手首に集まったクシュクシュとした生地の表情が
服の下から覗くだけで、個性的な姿になる

とても着心地の良い柔らかな生地であるのに、
着て洗ってを幾度繰り返しても傷まない上質であり丈夫な生地

そして、手に入れた人だけが知るこの柔軟剤の香りは夢心地
デザイナーのクリステンセンしかその香りの素を知らないそう

一度袖を通した人はきっと誰もが虜になるだろう

9.02.2012

LUNCH

友人宅での贅沢で口福のランチ

料理人である友人の旦那が前菜とメインを、友人はデザートを、私はパンを

心許す友人たちとの楽しい話とともに

―MENU―
ロゼワイン
モッツァレラと桃のサラダ
フォアグラ、プルーンジャム
自家製酵母のパン 黒糖胡桃カンパーニュ・はちみつカンパーニュ・フォカッチャ
牛肉と野菜のグリル(ズッキーニ、アスパラガス、かぶ、じゃがいも、ローズマリー)
赤ワイン
パンプキンココナツプリン
ハンドドリップコーヒー

8.29.2012

下田


幼い頃から幾度も通う場所、今年も最後の夏を満喫しに行ってきた

白い砂浜、エメラルドグリーンの海、真っ青な空

海とプールでたっぷり遊んだ後、温泉にゆっくり浸かることも、また至福の時

そして、絶品のアオリイカの塩辛と干物、朝採れの無農薬野菜を買って帰路に着く

線香花火


圧巻の打ち上げ花火も好きだけれど、
自分でする花火は幼い頃から線香花火が一番好き

暗闇に散る美しい光は、まるで宇宙に散らばる無数の星屑のよう


スボ手牡丹:300年変わらない線香花火の原型


8.21.2012

cutlery

olive & stainless steel


10年ほど、ずっとカトラリーを探してきた
シルバーのカトラリーに惹かれたこともあったけれど、
手を伸ばしたいというものとの出会いはなかった

けれど、このカトラリーは一目見た瞬間に恋に落ちた

ドイツで100年以上、研磨から仕上げまでの全てを
職人の手によって作られている

一生物以上となるよう、これから日々の暮らしの中で
大切に使い続けていきたい

マルタのやさしい刺繍



いくつになっても夢は追いかけることができるし、叶えることができる

自分の気持ちに正直に生きていこう

8.18.2012

盆踊り




YCACと根岸米軍基地での盆踊り
どちらもいつもは立ち入ることができない場所

一歩入るとそこは外国
いつもは食すことのない大きな肉の塊も、ここではなぜか特別に感じてしまう

暮らす地での小さな旅



Araks

Araks_2012LingerieMichelleWilliams.jpg 
Lost in Translationのオープニングシーンで
Scarlett Johansson が履いているピンクのショーツ
Sophia Coppolaが愛用するランジェリー

私にとってのAraksのランジェリーの魅力は、
肌に優しい上質なコットンやシルクを使っていることももちろん大切だけれど、
それぞれに女性や自然の名前が付いていて、デザインや色からストーリーを感じるところ

肌に一番に触れるランジェリーは、気分を高める大切なエッセンスになっている

2012/8/18 Nana & Lyona

AM5:10



朝日の光が木々の隙間から零れ落ちる
蝉と小鳥の合唱から始まる夏の朝


8.16.2012

TAKE THIS WALTZ

ミシェル·ウィリアムズ、ルークカービィ

色・光・音・空気感が心地良い映画
そして何よりもミシェル・ウィリアムズが魅力的

私には共感できる部分とできない部分があったけれど、
長年のパートナーが居る女性には、
多少なりとも共感できる部分があるのかもしれない

切ない余韻に浸りながらも、色褪せない今をとても幸せに感じた

8.14.2012

MY CHARM


LEFT:ARTS&SCIENCE
RIGHT:MARIA RUDMAN


ARTS&SCIENCEの時計は、10年ほど前に
パートナーから贈られた、私が持つたった一つの時計


長年憧れ続けていたMARIA RUDMANのブレスレットは
念願の仕事が決まった自分への贈り物

この革が飴色へ育ち、ピューターが輝いていくとともに
自分自身も成長できるようにと願いを込めて

8.12.2012

SPICES




その香り、味が身体の隅々にまで染み渡り、
細胞から力が漲る



ORGANIC SPICES

クミン・ターメリック・コリアンダー・カルダモン
タイム・オレガノ・シナモン・セージ・ペッパー・チリ



TODAY'S CURRY

生姜・ニンニク・トマト・三元豚スペアリブ・茄子

お守り袋



我が家の玄関に飾っている「お守り袋」
沖さんの手から生み出されるものには祈りを感じる

8.10.2012

GOLDEN COURSE



午前中に仕事を終わらせて、午後から元町プールへ

元町公園の中にある森に囲まれたプールはとても心地が良い
ひと泳ぎしてからは、木陰でゆっくり読書

その後は近くにあるお風呂屋さんへ
露天風呂はやはり冬の方が気持ちが良いけれど、
まだ日が明るいうちから入る空の下のお風呂は何とも贅沢

そして最後は「李園」で夕飯
この地で暮らすことに幸せを感じるのは、馴染みのお店があることも大きい
何を食べても美味しいし、何よりも落ち着く

私にとっての夏のゴールデンコース




MY CLOSET



私のクローゼットは、5年程前からほぼ同じブランドのものが並んでいる
生地、ステッチ、ボタン、ギャザー、ポケット、色、、
その全てが日々の暮らしの中でどんどん身体に馴染む

汚れが目立つようになった白い服は素晴らしい藍染職人さんに染めて頂く
擦り切れてしまった部分は当て布をして縫う

きっとこれからも、この服たちを変わらずに愛し続けると思う

8.08.2012

GAPAO


夏の一人の夕ご飯、フレッシュバジルたっぷりのガパオとビール
暑い季節には暑い国の食べ物を体が求める




SUNROOM



この家で暮らすことを決めたのは、このサンルームがあったからかもしれない。
その姿に、とても心踊った。 
その名の通りに太陽が燦々と降り注ぎ、真冬でもとても暖かい。
夏はよしずで陽射しを和らげる。
日除けに張った二重ガーゼの布に映るその柄もまた美しい。